「だって、私に残ったものは、何もなかったから…… なのに、ごめんなさい。 救いたいと想ったのに、私が来たせいで、望くんに間違った心を生んでしまいました……」 セイラは顔を伏せた。 「間違った…心…?」 「私が来たせいで、望くんの中にあった ほんのちょっとの“憎しみ”が拡大して、暴走して、あんな復讐を生み出してしまいました… 人間を救うのが仕事だったのに… 私は、天使失格です…」