「あの時、もうなにもかもがどうでもよくなったんです。
私の人生はちっぽけで、生きていることが悪いとまで思えました…」
セイラは、涙を流す訳でもなく、ただ遠くを見つめている。
「でも…
そんな私を、神様が救ってくれたんです。
新たな道で、今度こそ生きる意味を見つけるために。
人間を救う仕事を担った天使にしてくれたんです。
実は、天使はいろんな後悔を持っている人たちがなるんですよ。
私は、今度こそやり直そうと意気込みました。
でも、
そんな甘くありませんでした。
私は落ちこぼれ。
何も上手にこなせなかったんです。
仕事もろくに、任せてもらえなかったんです…
それでも、やっと一人で任せてもらえた仕事。
望くん…
あなたは、昔私がやろうとしたことをやろうとしていました…
私は絶対にそれだけは止めたかったんです。
あなたを救いたいと、今までにないほど強く想った。
あなたに、私と同じ道を歩んでほしくなかった」


