「別にいいよ。


それより、早く用意しなきゃ学校遅刻するんだけど。

あんたどうする?」


「あ、ごめんなさいっ


天使は常に一緒に行動するものなので

一緒に行きます!」


セイラは謝るのを止めて、下りてきた。

必死すぎて上にいたことも忘れていたらしい。


「じゃ、テキトーに用意があったらしといて。


飯は?

食う?」


「あ…食べられないこともないのですが、大丈夫です。


お腹は空きませんので」


「そっか。んじゃここにいて。

ちゃちゃっと食って、用意してくる」


「わかりましたっ」



俺は部屋を出ると

『ふぅん…腹は空かないのね…』


と、またどーでもいいことを思っていた。



ホントにあんな奴、使えるんだろうか…