6時57分のあの電車で










「で、誰なん!?


相手!!!!!」


興奮したのか、頬を赤らめながら愛が言う。





「同小の、藤沢。」


私が言った瞬間、愛の頬の赤らみが消えた。










そして、私達2人の間に静寂が訪れる。







暫く経った時、やっと愛が口を開いた。







「え・・・?

藤沢って・・・。」


「分かってる。

アリサと同じ相手や。」







私は、意識もしてないのに、ため息をついた。