6時57分のあの電車で





「私はいーねん。」


「ふーん・・・。

そういえばさぁ、アリサ好きな人できたらしいなぁ。」


「え・・・?」


「確か・・・名前は、ふ「わ、私もできてん!!!」










知らない内に、そう叫んでた。




でも、自分が思ってたほど、大きな声じゃなかったみたいで、愛にしか聞こえなかったようだ。









「そうなん~?

さっき言ってやーーー!!その話してたやん(笑)」





「ゴメン、言いそびれた。」


ウソだけど。

今、なんかあの人の名前が、アリサの好きな人としてあがるのが、イヤだっただけ・・・。






・・・どーしたんだろ、私。