「そのおじさんと、なるちゃんはどういう関係?」


「…ん?なるのぱぱのおにぃちゃんなの」


「…そっか。なるちゃん。今日一人でお家にいれる?」


「…………………うん」


これは凪瑠の強がりだった


あんなことがあった家で寝る…ましてや、一人だなんて


大人でも無理だろう


でも、凪瑠は家で寝ると言い張った


だって、もしかしたらパパとママが戻ってくるかもしれないから


そんなことはあり得ないのだが、幼い凪瑠には、まだそんなことは分からなかった