「…死んだ…糞ガキ…?」


「アハハハハッ凪瑠ちゃんどぉしたのぉっ!?死んだ糞ガキは、死んだ糞ガキじゃぁーん」


「…っ!楓のことを悪く言うのは…例え楓が許してもうちが許さへん!」


「…凪瑠ちゃん…もしかして、あのガキのこと、好きだったの?」


急におじさんの目が鋭くなった


「…そやけど?あの会話聞いてて気付かへんかったん?」


「…ふっ!ふふふふふっ!そやったんやぁ…殺して正解やったわぁ」


「…もう、ええ?」


「…は?」


「姫っ!」


そう言って、うちは紙袋の中に手を入れた


「…凪瑠さんっ!何してるんですかっ!?」


声のしたほうを見てみると、蓮と青龍、そして………高峰さん、がいた


「…どうしてこんなところに来てるん?危ないで?」


「…なーちゃんも危ないよぉ」


「…うちの名前気やすく呼ぶなって…言わへんかったっけ?」


「…っ」


「凪瑠さんっ!それどころやないでしょう!その手、その、紙袋に入れてる手を退けて下さい」


「…嫌、や。今まで蓮たちに守ってもらってたのに、台無しにしてしまうわ…ごめんなぁ………」


「………っ」


そう言って、うちは紙袋から特効服を…………取り出した


「なっ!?」


「なーちゃん…?」


「それ………」


「…凪瑠ちゃんって…どこかの族に………入ってたの………?」


「…どこかの族に入ってる?ふっそれどころじゃないわ」


そう言って、特効服を………着た


そして、青龍、蓮、高峰さんに見せるように、背を向けた


「…王龍…第、12代…総長?え、でも、それって………」


そう言って、みんな和くんのほうを見る