この世界に在るもの全てが、疎ましかった。 この世界に存在する人間全てが、憎かった。 何よりも、そんな世界に在り続ける自分自身を滅ぼしたくてしょうがなかった。 けれどーー 「……それも、もうすぐ……もうすぐだ」 つぶやいた言葉は闇に融けて消える。 長い間。 本当に気の遠くなるほどの長い間待ち続けていたモノが今姿を現した。 あとは…… 手に入れるだけだ。