その話を聞いて残りの1人が考え込む。


彼はバンドのまとめ役の遠藤 俊也(えんどう しゅんや)。


「それってなんかあの人みたいですね…」


「…姿もさ違うはずなのにシンに似てた」


どこか遠くを見つめた。


シンと呼ばれた者は此処にはいない。


もう、どこにも。