「いないねー」


「だろうとは思ったけどな」


旭と才斗は残念そうな顔をする。


そこを通り過ぎようとしたけど、人が集まりだした。


何事かと思い振り返るとそこには、彼女がいた。


「…会えた」


「え、路上の天使!?近くで見れるよ」


四人は前の方へ行き彼女の歌を聞くことにした。


演奏が始まるまではその場は騒がしかった。


だが彼女の歌を聞き静まり返る。