次の日、外は土砂降りの雨だった。

そのため昼休みになっても教室は人で溢れ、あたしは千夏と図書室に避難した。
と言っても、図書室も人が多くて教室とあまり変わらなかったんだけどね。


「あ、これこれ」


人をかき分け、本棚を探っていた千夏が一冊の本を手に取った。
本の表紙はピンク色で、たくさんのハートと“相性占い”という文字が並んでいた。


「相性? 彼氏との?」
「そう、最近喧嘩多くて」


千夏はバツが悪そうに笑うと、本をパラパラ捲りだした。


千夏……うまくいってそうなのに、いろいろあるんだ。

あたしも千夏みたいに、いつか悩む時が来るのかな?