オレ、さっき心の中でブレーキかけてたのに……


やっぱりダメだった。



思えば、いつもオレのこと男として見てなかった気がする。


オレが葵の部屋にいるのに、キャミとショーパンでベットにねっころがるし。



ただ、唇に触れるだけのキスを繰り返していた。


「んっ……はぁ」


キスをしながら、オレは、


好きだ、葵。


と、心で叫んでいた。



「ちょっと、やめてよ!」

オレは思いっきり押しとばされた。