葵は、家の鍵をドアに差し込んでドアを開けた。 葵がなにをいっても、オレが帰らないのに気づいたのか、素直に家に入れてくれた。 このままだったら、絶対葵は明日、オレをおいて学校に行く。 それだけは、絶対嫌だ。 「あたしの部屋に行く?」 「ああ。」 葵の親は、共働きで家には誰もいない。 つまり、今オレと葵の二人きりと言うわけ。 やっば。 オレ、部屋いったらヤバいかも。 でも、そんなことしたら完全に葵に嫌われる。 それだけは、気をつけなくちゃ。