そして、唇が離れると、



真剣な顔をした翔がいて。



「オレ、葵のこと好きだから」



「うん、あたしも…」



「だから、葵のこと大切にするから、オレから離れんなよ」



離れるわけないじゃない。



あたしは、もう翔じゃなきゃダメなんだから。



「うん、絶対に離れないっ」



あたしは、翔の頬にチュっと触れるだけのキスをした。



小さいころから、ずっと一緒にいた、



あたしの幼なじみ。



だけど、



幼なじみではなく、



あたしだけの彼氏


それは、永遠に




*fin*