あたしが断った途端、長島くんの目つきが変わった。



「─…あいつとは、もうヤった?」



「えっ…」



長島くんの言葉に驚いて目を丸くした。




「ヤってないなら、オレが貰うけど」



そう言って、長島くんがあたしに近づいて制服のリボンに手をかける。




「…や…っ、翔……っ」




あたしは、思わず翔の名前を叫んだ。