──… 葵を送り、オレは図書室に向かった。 本を手に持ち、空いている席に座った。 本を読んでいても、つまらない。 葵のことを待っているわけだから、半日はここにいるわけだ。 つまんねぇ…… だんだんと眠くなってしまい、眠りについた。 ────… やべぇ…… 眠ってしまったことに気付き、ケータイを取り出し時間を確認する。 「まだ、10時か…」 あと、2時間くらいか。