「これ、キレイな魚だね。何て名前だろ?」
「さぁな」
興味なさそうに返事するわりには、魚の説明のところをじっくり見ている。
くすっ
今日の翔、可愛いな。
その後、ひとまわりくらい歩いて回っていると、お土産を売っているところを発見した。
「翔っ、見て行こーよ」
そして、お土産を見ていると、可愛いイルカのストラップを見つけた。
これ、可愛い。
「なんか欲しいのあるなら買ってきてやるよ」
「えっ、ホントに?」
うそうそ?
じゃあ、これお願いしようかな?
「でも、悪いよ…」
だって、一応あたしの方が年上なんだよ?

