ずっと、憧れていた翔とのキス。


そして、翔の彼女。




ん?



彼女?



ちょっと待って。


あたしって翔の彼女?



翔にひとことも言われてないよ……?



「ち、ちょっと待って」


あたしは、無理やり翔の体を押し返した。



「…なんだよ」


ちょっと、翔は不機嫌そう。


でも!


ここは、大事なことだから。



「あたしたちって、付き合うの?」



だから、あたしは単刀直入に言った。



こんなに、勇気を出して聞いたのに。


翔の返事は、