時刻は夜中過ぎ。 修学旅行二日目。 明日泊まって、明後日は地元に帰る。 「すー…すー…」 いつの間にか眠りについた紫織を横目に、ベッドから降りる。 そして窓を少し開け、窓枠に座り込んだ。 冷たい風が頬を撫でる。 火を付けたタバコの煙は外へと消えて。 「ん、」 窓の外に沢山の光と爆音。 よくよく見ると旗が上がっていて、暴走族。 「北海道の族、か」 きっと北海道最強、と呼ばれている族もあるんやろな。 関西最強、と呼ばれる白虎があるように。 一度お目にかかってみたい。 .