「やっぱりもとがよくないから似合わないですよね~…。」

精一杯の悲しい顔をしてセンパイを見る。

センパイは明らかに困った顔をして、目を泳がせる。


ちょっと意地悪しすぎたかな…?

「…………似合うと…思うよ。」

……………え?
今なんかすごーくうれしいことを言ってくれたような?


「……っと、とにかく早く行こうぜ。
今から行けば花火間に合うんじゃね?」


「まじ?!
絶対見れねぇと思ってたし!

行こ、深雪ちゃん?」

仲良く手をつないでさっさと出ていく2人。



ちょっと出遅れた私たちも当然手を………






















つながずに、並んでセンパイの早歩きになんとか着いていった。