そして、苦しむ私の心を楽にしてくれた。 今まで、恋人や友達の前でも泣けなかった私が、あんなにも素直に泣けることが出来た。 優しい手で頭を撫でてくれて、頬に触れてくれた。 そして、その胸で泣かせてくれた。 思い出すと、今でも心臓の音が速くなる。 触れられた頬が熱くなる。 切ない思いに、胸を抑えたくなるほど苦しくなる。 でも、その切なさも苦しさも、不快なものではなくて。 寧ろ、温かい気持ちで身体中が満たされる。 もう、西原くんは私にとって、 【恋しくて恋しくて仕方ない人】 だった。