Iの漂流戦士







その時、再び屋上に来客者が訪れる

倉木同様、息切れをして現れたのは正義だった




『く、倉木さん……』


それは数十分前に遡る


緑丘高校に届け物をした後に聞いた倉木がパソコンを見て飛び出したという事実

パソコンで思い浮かぶ事なんて一つしかない



正義は携帯を取りだし、インターネットに接続した

普段メールと電話しか利用しない正義だが、今はそんな事を言っている場合じゃない


カチカチと色々な所を開き、パソコンでも利用している検索サイトにたどり着いた


(ここまで来ればなんとかいける……!)


そこであのサイト名を検索して、中に入る事が出来た



掲示板のスレを読み返して行くと“速報”の文字が


そこには“次のターゲットは緑丘中学校2年3組 宮田 圭介”と書かれていた


(緑丘中学……)

倉木は緑丘中学に向かったのかもしれない

だけどこんな昼間に、しかも中学校で殺人が起こるとは思えない


正義は考えた末に、初めて掲示板に文字を書き込んだ


“これだけは忠告しときます。見るだけで決して書き込まない事”


高木功の言葉などすっかり忘れて