『戦士が…戦士が全員助けに来てくれた…』
今までうずくまっていた裕太がムクッと体を起こした
その顔はまるで憧れの人に会えたかのように輝いている
01と02は錆び付いた手すりに足を掛けた
『ま、待て修……。俺はお前に…………』
倉木は今にもこの場から去ろうとしている01に呼び掛けた
『あんたに期待なんてしてない。今も昔も』
そう言い残し01と02は屋上から飛び降りた
それに合わせるかのように03の鎌がガチャンと宮田に向いた
倉木はもう止めなかった
そんな事よりも01に言われた言葉が胸に突き刺さってどうしようもなく痛かったからだ
『た、助けて……もうしない。絶対にしない!だ、だから…だから……』
しゃがみこんでいた宮田が後退りをして03に命乞いをした
『や、約束するよ!絶対絶対約束する』
半泣きの宮田に03は詰め寄る
『お願いします。俺死にたくない』
どんどん後退りしていく宮田はついに手すりによって後ろに下がれなくなってしまった
そんな中、裕太は早く…早くと願い続けていた。しかし何故か03の足は一歩また一歩と後ろに下がってゆく
殺人鬼03は優しい殺人鬼
これから改心する可能性があるなら殺しはしない
そんな様子に裕太は『なんで……』と呟いた



