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【私立北徳春高校 職員室】
昨日正義は結局19時近くまで学校に残っていた。寝ても寝ても疲れが取れなくて、疲労は蓄積していくばかり
三時間目の授業が終わり、やっと一息ついていると…………。
『星野先生。確か次授業ないよね?』
教頭が正義を発見し声を掛ける
『え?あ、はい。四時間目はどこのクラスも英語はありませんけど…』
嫌な予感がした
教頭がこんな事を言い出す時は大体頼み事が多い
『実はね……』と話し始める教頭の手には分厚い茶封筒が二つ。正義の予感は当たっていた
その茶封筒には大学や専門学校のパンフレットが山のように入っていた
パンフレットは学校の廊下に貼られ、生徒達が見やすいように地道に画ビョウで貼っていく
正義はその作業を先日行ったばかりだった
『これを緑丘高校に届けにいってくれないかな?』
どうやら配達業者の手違いで緑丘高校に届くはずだったものが北徳春高校に届いてしまったらしい
緑丘高校は倉木の居る学校だ
正義はあれ以来、倉木とは顔を合わせていなかった



