正義は深く息を吸い、静かにはいた
正義がずっと知りたかった10代の気持ち
いくら本を読んでも分からないはずだ。こんな事どんな本にも書いていない
(これが現実なんだ……これが………)
正義はサイトを閉じてパソコンの電源を切った
『これありがとう。ごめんね。待ってもらっちゃって』
正義は少年にパソコンを返した
少年は『いえ』と言い、ゆっくりと受け取る
その後、パソコンを脇に抱えスッ立ち上がった
『見たいものは見れたんですか?』
『あ…うん。本当にありがとう。助かったよ』
すると少年は『そうですか』と言い歩き始めた
------そして……。
『助かったって言う割には見なきゃよかったって顔してますよ』
『え……?』
少年はそれだけ言い残し、人混みの中へと紛(まぎ)れて行った
それは正義の顔色を見て思った事なのかそれとも他に別の意味が……
開いていたサイトがそうゆうサイトだっただけに、変な汗が流れる
だけど少年のパソコンは覗き見できないフィルムが貼られており、隣から見える事はない
まして少年が見ていた気配もなかった
やっぱりあの言葉に深い意味はないと勝手に解釈した
(子供に顔色伺われるなんて教師失格だな……)



