Iの漂流戦士










人を愛して愛される“愛”

嘆き悲しむ哀愁の“哀”

自分自身の“I”


この世界にはたくさんの“あい”が生まれる



自分の目に見えるもの、
自分自身の事、
誰かを愛する事、

eye、I、愛。それは違うようでなんだか似てる




誰かに傷つけられ、この人さえ居なければ。そう思うほどの憎しみは世の中には沢山ある


でも痛みを知った人間は人に優しくできる


だからもし、あなたの近くに傷ついてる人が居たらどうか手を差しのべてあげて欲しい


“大丈夫?”

“何かあったの?”


その言葉と一緒に、そっと相手の肩に触れてあげて下さい

思いやりは口から出た言葉ではなく、そっと相手に触れた手の中にあるのだから




『いつか俺、この町に帰ってきます。もしかしたら星野さんと同じ職業に就いてるかもしれませんよ』


そう高木功は不適に微笑む



『え?だってさっきこれからゆっくり考えるって………………。た、高木君教師志望なの?』


意外な事実に正義は大人げなく声を裏返した

それを見た高木功は天を仰ぎ、大きく息を吸う





『---------------未来は何が起こるか分からない、だから全力で。そうでしょ?星野先生』



世界は時に残酷だけど、それでも信じたいものがある

苦しくて泣いた夜も、誰かを憎んで迎えた朝も

もう生きられないと諦めた明日も

きっとこの瞬間も、まだ知らない未来へと続いてる



彼らや彼女が教えてくれた事

それを忘れず伝えていく事で誰かを救う事が出来ると、

星野正義は未来に向けて今日も強く思った--------------。






【Iの漂流戦士 完結】