Iの漂流戦士





殺人鬼達が世の中に現れ始めたのは4ヶ月前

始めは通り魔の犯行だと言われていたが、次第にその正体を明かしていった


最初にメディアに情報が出たのは首にナンバーが付いているという事

かなり目立つ証拠から犯人はすぐに捕まると言われていた


しかしそんな日は無情にも訪れず、

見えない恐怖だけが日に日に増していった


“01”“02”“03”


続々と殺人鬼は増え、その性別、特徴は何一つわからない


でもある日、こんな情報がテレビに流れる


“殺人鬼01の服装は学ランであり年齢は未成年である”と


今まで他人事のようにしていた正義はその事実に胸が痛かった


幸いにも教師として仕事を始めてから、生徒達にも恵まれいじめや非行といった問題に無縁だった


“その内嫌でも問題が起こるぞ”

口酸っぱく先輩教師に言われたが、見た目が若い正義は生徒達の人気者で毎日が充実していた


そんな時に出会ったボランティア団体、愛の手の存在


自分の生徒達とは違う10代の子供の現状を正義は見たかった


それは教師としての勉強と少しの好奇心


本当にテレビドラマなんかで見るあんな若者が居るのだろうか…と