『私はあんたの事、ずっとうらやましいって思ってたよ。私の方が何倍も努力してるし欲しいものだって簡単に手に入らない。あんたみたいに周りに甘えてないからね』
確かに甘やかされて育ったのかもしれない
いつも桜が何とかしてくれるって依存してたかもしれない
でもナノハが一番欲しかったのは-------。
『それならどうして私と友達になったの?』
この学校に入学して一番先に桜が友達になってくれた。一人だったナノハを輪に入れてくれた
『…………最初は私もみんなと一緒で、あんた可愛いから友達になれたらって思った』
『…………』
『あたしに頼ってくれるのも嬉しかったしね。でもいつからかな。あんたが隣に居るといつも比較されるしあたしがおもりみたいになってた』
『………』
『正直、うっとうしいって何度も思ったよ。居なくならないかなって何回も思った』
足が地に着いてないみたいにフラフラする
教室がぐるぐる回って、自分以外のものが全て歪んで見えた
大好きだった、誰よりも
誰も居なくなってもこの人さえ居ればいいと思った
ずっとずっと友達で
これからもそれが続くって思ってた
孤独だった自分を救ってくれた人
楽しい時間を教えてくれた人
『桜は私の事嫌いだった?』
最後の確認。きっとこれを聞いてしまえば世界が終わる
『ごめん。好きと思った事は一度もない。だからきっと嫌いだったんだと思う』



