次の授業は科学で生徒達は科学室に移動をはじめた。桜は友達と雑談しながら向かい、その後ろをナノハも付いて行く
今日は実験の授業で二人一組でやる事になっていた。ナノハのペアは桜
入学当初に自由で決めたもので、誰も誘う事の出来ないナノハを見て桜が一緒にやろうと言ってくれたのだ
『さ、桜好きな人出来たんだね』
ナノハは桜の隣に座り、この後使うビーカーを準備した
なんとなく話の輪に入りづらかったナノハは聞くなら今しかないと思っていた
『んーまぁね』
どことなく他の女子達と話す声のトーンより低い。しかしナノハはまた自分が気にしすぎなだけだと言い聞かせた
『……よ、よかったね。私応援するから』
精一杯の笑顔で言ったけれど、桜から求める反応は返ってこなかった
ナノハは面白い事は言えないし、面白い話もない
桜が他の友達との方が楽しそうにしてるのは当然の事だし、当たり前だ。でもどう見ても桜とナノハの距離は昨日から開いていた
その後の授業も休み時間も、桜はナノハと過ごすことはなかった
------そんな時、担任の先生からある事を頼まれる
それは裏庭の荒れ地となってる古い花壇に花を植えてくれないかというものだった
“友達と協力して"と言われたけれど、今のナノハには誘える人はいない
仕方なく昼休み、一人で裏庭に行ってみる事にした



