Iの漂流戦士




------------------------------
---------------------

------------




次の日、教室に着くと桜は楽しそうに友達と話していた



『……おはよう桜』


今日は自分から挨拶してみた。なんとなく昨日の事が気になったら



『あ、おはようナノハ』


桜はいつも通りだった。それを見てナノハの不安が消えていく


『おはよう杉本さん』
『おはよー』


桜の周りにいた友達もナノハに挨拶をする。ナノハはホッと胸を撫で下ろした


中学時代嫌な事が多かったせいか、すぐネガティブな考えが浮かんでしまう

ナノハは自分の席にカバンを置いて、桜達の輪に加わった


話の途中らしいが、どうやら盛り上がってるのは昨日の話



『みんないい人でさ、また遊ぶ約束しちゃったよ』



桜は楽しそうにそう言った

ナノハの知らない所での約束。こんな事でまたナノハは考えなくていい事を考えてしまう



『そんなに楽しかったなら私も行けば良かった』

『ね!今度遊ぶ時誘ってよ』


桜はいつも輪の中心で、みんなの心をつかむのが上手い


『うん、いいよ。みんなに言っとく。あ、でも女子に飢えてる人も居るから彼氏居る人は要注意ね』


教室で桜達の笑い声が響いた

桜のキラキラとした笑顔と明るさ。ナノハがいつかなりたいと思う目標地点


----------キーンコーンカーンコーン。

盛り上がってる中チャイムが鳴り、みんな渋々席に戻る。そんな中一人の女子が桜に言った



『次の休み時間聞かせてね。例の好きな人の話』




------------好きな人?

桜にそんな人が居るのは初耳だし、もしかしたら昨日の中に居た人なのかもしれない

別に次の休み時間、自分も聞けばいいだけの事


一時限目がはじまっても、桜は机の下でずっと携帯に触れていた

つまらない授業の時はナノハの元に手紙を投げてきたり、口パクで変な事を言って笑わせてくれたのに