Iの漂流戦士




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それから数日が過ぎて、放課後ナノハは人生ではじめての誘いを受ける



『ねぇ、ナノハ。今日うちに泊まりに来ない?』



突然言われた桜の言葉にナノハはキョトンとしてしまった。中学時代もそれ以前だって友達の家に泊まる機会なんてなかったから



『明日約束の週末じゃん。だから今日うちに泊まってそのまま一緒に行かないかなって思って』



桜にとっては普通の会話でもナノハにははじめての経験。どう返事をしていいか分からなかった



『もしかして家厳しいとか?ダメなら別に………』



『だ、だめじゃないよ!あたしが泊まったりしていいの?』


すると桜はニコリと笑ってナノハのおでこを小突いた


『なにいってんの?当たり前じゃん!!』


ナノハはその後桜と待ち合わせ場所を決めて、家へと急いで帰った。こんなに急いで帰ったのははじめてかもしれない


ナノハの家は近所でも一際目立つ大きな家だった。レンガ作りの洋風で庭には綺麗な花と動物のアンティークが並べられている


父親は外交官でほとんど家に居なく、母親は3年前に始めた雑貨店が繁盛して今や従業員を雇う身になっていた


周りから見ればとても裕福でお金に困らない恵まれた環境

でもナノハはこの広い家に一人で居る事が多く、両親と長く話す時間はない

正直胸の内は寂しさでいっぱいだった