Iの漂流戦士






ファミレスに着いても会話の中心にいたのは桜で、ナノハは黙ってジュースを飲み続けていた


端から見ればつまらなそうに見えるかもしれないが、本人はこの空間にいれる事だけで楽しいようだ


『あ、そういえば昨日、同中の男子から連絡あってさぁ』


突然思い出したように1人の女子が言った

なんでも今週の週末に男女集めて飲みパーティーをやらないかというものだった


『飲みって言ってもジュースだけどね。男子校で出会いないからつまんないらしいよ?誰か暇な人一緒にいかない?』


みんなが断っていく中で1人だけ話に乗る人物が。


『あたし行ってもいいよ?暇だし』

それは桜だった。桜は男友達も多いしこうゆう事に抵抗はないようだ


『本当?助かるよー。あともうひとりぐらい来れればいいんだけど…』


何故かナノハはゴクンとジュースを飲み込んだ。この中で、行くか行かないか答えていないのは後ナノハだけだから


『あたしは…………』と口ごもりながら考える


男子と遊んだ事もないし、しかも知らない人と遊ぶなんてハードルが高い。でも苦手だからという理由が通じるだろうか?

また変な空気になったら……と思っていると、そこで助け船を出したのはまた桜だった


『行きたいなら来ればいいし、来たくないなら無理する必要ないよ。別に強制じゃないんだからナノハが決めていいんだよ』


桜の言葉は決して優しい訳じゃないけどナノハには合っている気がした。今までこの引っ込み思案な性格で損した事が沢山あるから