『……….いないよ』
ナノハはポツリと答えた
正直、恋愛話は得意ではない。今までこの容姿で近付いてきた男子は沢山いた。だけどどれも外見ばかりにこだわって中身は見てくれない
ナノハにとって外見とは得した事のないものだった
『えー。そうなの?でも杉本さんならすぐ出来るよ!ね?』
『彼氏いないとか勿体ないよ。まじで』
うんうん。と頷く女子達にナノハはどう反応したらいいのか困惑していた
-------その時、となりにいた桜が空気を変える
『そうゆうのって大きなお世話ってゆーか、彼氏作るとか作らないとか本人が決める事でしょ?』
桜の一言で一瞬この場が変な雰囲気になったが、すぐにまた桜が空気を変えた
『なんてね?早くファミレス行こ。あたしお腹空いちゃった』
スタスタと歩いていく桜の後ろ姿をナノハは黙って見つめていた
一つ間違えば嫌われてしまうかもしれないのに、桜は堂々と言いたい事を言う
サバサバしていて、他の女子が言うと嫌みに聞こえる事も桜はそう感じさせない
ナノハにないものを沢山桜は持っていた



