Iの漂流戦士







『知ってますよ。色々とあなたも兄さん達の事を知ったみたいですね』


それぞれの過去、もう何も知らずにいた正義ではない


『………明日ナノハちゃんと通っていた高校に行く約束をしてるんだ』


残るのはナノハだけ。それを知れば殺人鬼全員の過去が明らかとなる


だからこそ、正義は高木功に会いにきた



『良かったじゃないですか。あなたが救いたいと望む3人が着々とそれに近付いている』


彼の反応はあっさりとしていたが、それが本心でない事は分かっている



『でも君はそれを望んでない』


正義の言葉に高木功の眉がピクリと動く



『何が言いたいんです?俺に勝ったとでも思いたいんですか?』



------違う。そうじゃない

以前正義は高木功にこう言った


“君に許可はとらない。俺はもう救うと決めたから。ナノハちゃん、一馬君、そして修君を”



だけどそれでは意味がない。新たな殺人鬼を生まない為にも


正義は横に座る高木功の目を見つめた



『確かに俺は修君、一馬君、ナノハちゃんが過去から解放される事を望んでる。でも過去から進めていないのは君もなんじゃない?』