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最後の授業が終わり放課後
一馬は誰も居なくなった教室に一人で残っていた
にらめっこしているのは机の上に出した一枚の紙
1日考えた結果、先生にも今まであった事を打ち明けようと決めた
信じて欲しい訳じゃないし、そこに救いを求めている訳でもない
ただ、こんなひどい事が実際にあると知ったら何か変わると思ったから
無関心の先生でも何かを感じ、いじめに対してもっと真剣に考えてくれると思ったから
こんな事は二度と起きてはいけない。繰り返さない為にも一馬は全てを打ち明ける
『あれれ?一馬くん何してるのかな?』
---------ドクンッッ!!
現れたのは斉藤とその仲間達
一馬はとっさに書こうと思っていた紙をポケットに隠した
『……べ、別に何も……』
一馬はうつ向いて斉藤の目を一度も見たかった
『あ、そう言えば今朝撮った写メ、良く撮れてたよ』
そう言って見せられたのは自分の全裸姿
『貧相な体だよな。生きてて虚しくならない?』
-----大丈夫。何を言われても何も感じない
この時間さえ終われば、いじめから解放されるのだから



