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「サクマさんは嫌な事があったらどうやって忘れてますか?」
地獄のような学校が終わり、一馬は部屋でパソコンを開いていた
『寝たら忘れます!…そう出来たらいいんですけどね(汗)』
「サクマさんでも悩む事あるんですね」
『失礼な!俺は意外と心はガラスですよ(笑)』
サクマの明るい性格に救われつつ、一馬はある事を書き込んでみた
「いじめってどう思いますか?」
すると、いつものようにサクマからすぐ返信が返ってきた
『最悪ですね。いじめる奴全員死ねって感じです』
「……サクマさん経験ありますか?」
『ありますよ!今の世の中ない人の方が珍しいと思います』
本当にそうだろうか?
いじめに耐えるのはいつだって一人なのに、与える方がいつだって一人じゃない
一馬は悩んだけれど、サクマに打ち明ける事にした
「………実は僕、今いじめにあってるんですよね」
『まじですか?大丈夫?』
「多分、大丈夫じゃないです。毎日地獄です」
『無理して学校行かなくてもいいんじゃないですか?逃げるのも必要です』
「逃げる……ですか」
『俺も逃げた人間なんで』
-----カチッ
サクマの一言で一馬の手が止まった
サクマは学校から、いじめから逃げた人間だとこの時初めて知った



