Iの漂流戦士





商店街に着いた正義と倉木は若者と奮闘していた


予想通り漂流少年少女達がたくさん居て、正義が話しかけても反発ばかり


警察ならまだしも、ボランティア団体という事で完全になめられていた

いつもの事だ


こんな事をいちいち気にしていたら10代と向き合えやしない


『おーい未成年は酒、タバコは禁止!持ってる奴は没収な』

倉木は余裕顔で若者に声をかける


『は?うるせーし』

『つーかボランティア団体がでかい顔すんなっての。』

『没収とか笑える!!
ここ学校じゃありませんケド〜?』


道路脇にそのままあぐらをかいて座る子供達が次々と反発する

10代の子を相手にするには精神的な部分も強くなくてはならない


教師である正義と倉木は普段から生徒達と向き合っているので問題はなかった


最も仕事とボランティア団体を両立させてる時点でメンタルは他の人より強い


注意しても家に帰る気配のない若者とのやり取りが続く中、正義の耳に聞こえてきた不思議な声



『ー…………ー…』


(………え、な…なんだ?)


他の雑音と混ざり、一瞬気のせいかと思うが気のせいではないようだ


『………ー………ー…』

(な…何て言ってるんだ?良く聞こえない)