------キーンコーンカーンコーン
次の日、緑丘高校に朝の予礼が鳴り響いた
『おーい、席つけー』
上下ジャージ姿の倉木が、時間ピッタリに教室に入ってきた
いつものように出席簿を広げると、ある言葉が飛んできた
『先生、また枝波君寝てまーす』
クスクスと周りの生徒が修を見て笑っていた
そんな注目を浴びているのは知らない修は、机に顔を埋めている
『はぁ…まったく』
倉木は修に近づき体を揺さぶった
『おい、枝波起きろ』
数回強く揺さぶった後、修は渋々顔を上げた
『昨日言ったばかりだろ?朝っぱらから寝てる奴なんて………』
倉木の説教が終わる前に、修は再び寝る体制になった
『今は授業中じゃないし、別にいいじゃん』
そんな修を見て他の生徒達がまた笑った
今日の修は機嫌が悪いのか、倉木に反抗的な態度をとった
それもそのはず
修はここ数日、神社で寝泊まりをしていた
神社と言っても、滅多に参拝客が来ないような小さな神社で
屋根が付いている僅かな場所で修は寝ていた
こんな生活が長く続く訳もなくて、修の体は限界に来ていた



