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warrior”
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英語教師である正義は嫌でもその言葉の意味が分かる
それは数時間前----------------------------
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『君……殺人鬼じゃないよね?』
『いいえ、僕は殺人鬼です』
一瞬正義は自分の耳を疑った
そして体も思考も止まり動かなくなってしまった
そんな様子を見た高木功は不適な笑みを見せる
『僕だけじゃない。殺人鬼ならそこらじゅうに居るじゃないですか』
そう言って両手を広げる仕草をした
『……?それは一体どうゆう意味?』
高木功は一番低い鉄棒にヒョイッとお尻を乗っけた
今までの雰囲気とはどこか違う様子に正義は気付いていた
『じゃぁ、簡単に説明しますね。例えば星野さんのクラスでいじめがあったとしますよね?』
今まで正義が質問する事に一言、二言返すだけだった高木功はスイッチが入ったかのように熱弁し始める
『いじめっ子のA君がB君をいじめ続けました。クラスの皆は直接的には手を加えず、それを笑って見ていました。星野先生は誰を叱りますか?』
正義は教師として即答する
『……クラスの全員』
高木功はその答えを待ってたかのように鉄棒から降りた
『その答えは正解だと思います。それじゃ…殺人鬼の事を戦士と呼び、良くやってくれたと褒め称えている人達は同罪ではないのですか?』
『…………』
正義は黙ってしまった
確かにいじめと天秤にかけた殺人鬼の話しは罪の大きさは違えど言っている事は同じだ
高木功はさらに話を続ける
『殺人鬼を戦士と呼ぶ人達は同罪だと思います。
勿論僕も含めてね』
正義はどうせ答えてもらえないと分かった上で、一番“中心”にある疑問を高木功にぶつけた
『…なぜ君たちは…
殺人鬼を戦士と呼ぶの?』
そう聞くと偶然にもまた生暖かい風が吹いた
高木功の髪が風の流れに添ってなびく
『あなたには特別に教えてあげます』
『え……?』
『僕が許可したんじゃないですよ?……風が許可しました。あなたには教えてもいいと…ね』



