Iの漂流戦士





そして最後にポツリと言った



『俺……どうしたらいいですか?』


ポツ…ポツー…と大粒の涙が乾いた地面へと落ちていく


その瞬間、正義が乗っていたブランコが激しく揺れた


気付くと正義は隣に居る隼人を抱きしめていた

地面に膝を付き、ブランコに乗ったままの隼人を強く強く、


もし今夜殺人鬼01が新造を殺したならば、隼人の悩みは消えいた


それを打ち砕いたのは紛れもない正義


半年前も今も正義は隼人を救う事が出来なかった


---でも本当にもう救えないのだろうか


“言葉では救えない人も居る”


言葉で人は変われない?

言葉で人の心は動かない?


それならば言葉ではない“何か”で救う事は出来ないのだろうか


その“何か”はまだ分からない

でも

今肩を震わせている隼人を手放す事など正義には出来なかった


殺人鬼が殺人鬼にしか出来ない救いをするならば、


正義は正義にしか出来ない救いをすればいい