Iの漂流戦士




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『星野さん…?』


どのくらい時間が経っただろうか

ふっと聞こえた声に正義はハッとした


暗闇の中、正義に声をかけたのは…………



『は……隼人君?』


そう、半年振りに会う柿崎隼人だった


深夜にも関わらず隼人の格好は制服のまま。しかも一人で出歩く時間ではない


突然の再会に正義はやっと自分が赤磐市に来た理由を思い出した


殺人鬼01が柿崎新造をターゲットにしていて、それを止めに来たという事実


修はもうこの場には居ない

まさか新造の元に……と正義に嫌な汗が流れる




『隼人君……君のお父さんが……』

正義がそう口を開くが、その言葉が突然止まった


なぜなら隼人がすごく痩せていたからだ


元から細かった隼人だが、半年前と比べると遥かに痩せている


そして、その理由は父である柿崎新造だと言う事は明らかだった


“なぁ、先生って今まで人を憎んだ事ないだろ?”


隼人は父である新造を恨んでいる

だからこそ殺人鬼が動いた


“君のお父さんが殺人鬼にターゲットにされてる”

そう伝えたら隼人はどんな反応をするだろうか

正義には嫌でも想像出来た


だって殺人鬼は彼らの
戦士なのだから