Iの漂流戦士





正義は短い時間の中で、倉木に全てを打ち明けた

半年前の出来事、

そして自分が解決に導いたと思っていた相手が殺人鬼の標的になってる事


しかもその殺人鬼が倉木の元教え子である、枝波修だという事も


倉木はさほどリアクションを見せなかった

もしかしたら掲示板を見て、修がまた殺人を犯す事を知っていたのかもしれない


『俺…頭真っ白でどうしていいか分からなくて…』

必死に訴える正義に対して、倉木は冷静に言った


『高木功とちゃんと話した事はあるか?』


(なぜ今高木功の名前を……?)

高木功と最後に会ったのは、殿町に花を植えに行ったあの日


“後日、話しをする”と約束して以来会っていなかった


高木功が何らかの鍵を握っているのは正義だって知っている

殺人鬼であるナノハ、一馬とも知り合いなのも知っている


でもなんで今高木功の名前を……

正義が疑問に思う中、倉木が口開いた



『この問題の解決方法はただ一つ、殺人鬼01の枝波修に会う事』

(枝波修に会う事……)


なぜか正義の心臓がドクンと鼓動した