イチョウ通りには正義以外の愛の手メンバーは居なかった
その代わり、正義が指定された場所以外の所に種を植えた痕跡が。他の人達は一足早く種を植え終わったようだ
正義はまだ手の付けられていない場所に座り雑草を抜いた
その様子をナノハは何も言わず見ている
暫く二人の間に無言が流れ、草を抜く正義の手がピタリと止まる
『ねぇ…君たちは何者なの?』
背中越しにナノハに問いかけた
その間にも正義の前方で何台も車が通りすぎる。車の通りすぎる音と共にナノハが静かに口を開いた
『……人の形をした殺人鬼』
正義の心臓がドクン…ードクン…ーと鼓動し始める
なぜ君が殺人鬼なの?
なぜ君は殺人鬼になったの?
なぜ…なぜ……なぜと疑問だけが駆け巡っていた
するとナノハが先程の言葉に付け足すように『……って修が言ってた』と付け加えた
“人の形をした殺人鬼って修が言ってた”
(修…………枝波修………)



