高木功はスラスラと事実ではない事を述べる。警察官の人はまんまと信じこみそれを褒め称えた
『そうか、さすが高木功君だ』
これで話しは終わりだろうと、油断した所で警察官の目線がナノハをとらえた
『その後ろの子は…友達?』
表情一つ崩さない高木功だが、内心はものすごく焦っていた
もしナノハの首を見られてしまったら………。
警察官は普段から視野を広く見ている
ナノハのナンバーを見逃す訳がない
『はい、同じ学校で同じクラスなんですよ。彼女は最近海外から引っ越して来た帰国子女で…。まだうちの制服は届いてないみたいなんです』
聞かれる前に全てを偽った
怪しいと思われる隙を一切作らない
『そうなんだ。元気がないようだけど…大丈夫?』
男はずっと背を向け続けているナノハを心配しているようだ
『人混みに慣れていないみたいなので今帰ろうかと思っていたんですよ』
上手く話しを繋ぎ、帰るチャンスを作るが男は思っていた以上に親切だった
『それじゃ、すぐそこまで一緒に行こう。貧血でも起こしたら大変だからね』
高木功の表情がピクリと引き釣る
ここで“大丈夫です”と断れば怪しまれてしまう
どうすれば…と頭をフル回転させてる中、聞き覚えのある声が聞こえてきた



