Iの漂流戦士





大きさや種類の違う種を正義は手のひらに乗せた



『これできっと殿町は良くなりますよね』

正義の言葉に愛の手のメンバーが頷く


殿町は人が沢山訪れる街だけあって、その中にもマナーのなっていない人が大勢いた

ゴミの不始末にタバコの吸殻、街のあちらこちらにゴミが散乱していた


簡単に言えばポイ捨てだ


そこでこの問題を無くそうと考えたのが花の種だった

年々と森林伐採の問題が深刻化していく中で、殿町もまた緑が減っていた


数年前まであった道路と歩道の境界線に植えられたイチョウの木は無くなり、今はただの雑草が生えている

それはイチョウの木によって視界が見えにくくなり、数件の事故が起こった為だった


勿論、森林伐採の問題と人の命どちらを取るかなんて答えは明らかだ

しかしそれにより、人々のマナーの悪さが目立ったのも事実だった


そんな中で唯一、ゴミなどの問題に悩まされていない場所がある

それが殿フラワーロード


ポイ捨ての心理なんて分からないが、たぶん深い意味なんてないのだろう


ゴミ箱が近くになかったから

もう既にゴミがそこら辺に捨ててあったから

ただそれだけの事


でも何の汚れもない綺麗な場所にポイ捨てしようと思わないのが人の心理でもある


だから少しでもゴミ問題を減らす為に正義達は殿町の街に花を植えようと思ったのだ