Iの漂流戦士





タバコの灰が地面に落ち、どんどん長さが短くなっていく


『俺は全てをお前に任せて楽になろうと思っていた。星野ならあいつを救えると思ったんだ』


『あいつって……』



『殺人鬼01、
本当の名前は枝波 修。
俺の教え子だよ』


倉木が殺人鬼について調べ始めたのは正義と同じ理由からだった

未成年だと分かり、ほっとけないという気持ちから調べ始めた


最もそれは倉木にとって“償い”の意味でもある

そんな中漂流戦士という本が流行り始め、倉木は誰よりも早く著者である高木功に近付いた


倉木の中で高木功が殺人鬼なんじゃ…と疑惑が高まりそれは90%確定していた

しかしある日気付く


似ていると…高木功が自分の元教え子である枝波 修(えなみ しゅう)という少年に

一方、高木功は倉木が兄の担任だったという事をとっくに知っていた


高木功は全てを知った上でこんな事を倉木に言ってみる


『兄さんは今も元気ですよ。それで…殺人鬼の正体を知ったあなたに何ができるんですか?』


倉木は100%確信した

枝波修が殺人鬼だと