エレベーターの中‐‐‐ 今にも泣き出しそうな波音… それに気付いた瞳真はそっと波音に近付き手を繋いだ。 波音は突然つながれた手に驚き隣に居る瞳真を見上げた。 視線に気付いた瞳真は繋いだ手をギュッと握り微笑むと何も言わずに階数を知らせるデジタルに目を向けた… 今の波音にはそんな瞳真の行動が嬉しかった。 きっと今、何かを言われたら涙止まらなくなる‥ 何かを聞かれたらきっと何一つまともには答えられないから… 波音は繋がれた手をギュッと握った…それが今の波音の精一杯だった。