手当された手の平を見て丁寧に巻かれた包帯を見て、透の優しさに触れた気がした。 何も言わずに部屋に入った透に小さく「ありがとう」って呟いてそのままソファーにゴロリと横になった。 ソファーに横になったまま私はウトウトとしていた。 浅い眠りのなかでふわりと体を包むような何かを被せられた気がしたが、それでも重たい瞼は開かなくてそのまま真っ暗な闇の中に落ちて行った。