最初は和やかムードで始まった、小さな飲み会だったが、小一時間程経つと、段々ウダウダしてくる。


「あのよぉ、アサミよぉ、あの男と一体どんな関係なわけ?アレか?アレなのか?」


もはや何を言ってるのか解らない。


「だぁかぁらぁ!アレは違うんだっつ〜の!なんちゅ〜かねぇ、友達でも恋人でもなくてぇ……でも別れらんない。みたいな?」


コイツも何を言ってるのかさっぱり解らない。


そんな曖昧なウダウダ話が続くと次第に腹が立って来る訳で……。


「あぁっ!もう、ハッキリしろよ!」


軽く声を荒立てると、アサミの身体がビクつく。