それからゆきは私に寄ってくるようになった。

―卒業式―

その日もゆきと一緒にいた。

卒業式の日ぐらいは何もかも忘れて楽しんだ。

みんなといっぱい写真をとった。

私は卒業して引っ越す事になってたので、誰とも一緒になることはなかった。

でも淋しくなかった。

一緒になって、またいじめられるぐらいなら新しい友達作って新しい生き方をみつけたかった。